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近年注目の『セルフ・コンパッション』
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- yorio0109
こんばんは。 近年国内外で注目されているセルフ・コンパッションについてお話ししようと思います。 一種のメンタルケアテクニックになります。
セルフコンパッション
セルフコンパッションとは 辛いことがあったとき、失敗したとき、自分の嫌なところに気づいたとき、自分に対して他人と同じように行動することです。
要約すると、他人に優しくするように自分にも優しくしてあげましょう。という事ですね。
ストレスを抱え込みやすい人は、何かトラブルが起きると「自分はダメな人間だ…」と思いがちです。そのような心持ちを改善しようというのがセルフ・コンパッションです。
これができる人ほど、健康で幸福度も高い傾向があります。
理論モデル
「自分に甘くしろって事ですか?」みたいになると思いますが、実際はもっと深い概念で成り立ってます。
- 苦しい時にも自分を宥めて快適でいられるスキル
- 人生において苦しみは避けられないものである事を腹落ちできるスキル
- 起きている苦しみから目を背けずに受け入れられるスキル
上記のような事を総称してセルフ・コンパッションになります。『人生は基本的に"苦"なのだからそれを受け入れましょう』という発想が根底にあるわけですね。 生きている限り苦悩のない人生を送っている方はいないと思います。なのでいくつか実践的な方法を紹介して、少しでも役に立ってもらえればと思います。
実践
セルフ・コンパッション・ブレイク
- 普段の生活の中でストレスを引き起こしてる状況をイメージする状況を思い浮かべ、ストレスや感情的な不快感を実際に身体で感じることができるかどうか確かめます。
- 『これは苦しみの瞬間だ』と言ってみる。『これは痛みだ』『苦しい、痛い』『これはストレスだ』といった自分にあったフレーズでもかまいません。ポイントは内面に浮かぶ不快感を意識しつつ自身に言ってみることです。
- 『苦しみは人生の一部だ』と言ってみる。『他の人も同じように感じてる』『私は一人じゃない』『皆人生の中で苦労をしてる』と自分に合ったフレーズでいいです。 これも同じく、内面に浮かぶ不快感を意識しつつ自身に言意聞かせてください。
- 『自分に優しくすることができる』と言い聞かせる。 『自分を許せますように』『強くなれますように』『私は忍耐強くなれますように』と、自分に合ったフレーズでかまいません。同じく、内面に浮かぶ不快感を意識しつつ自身に言意聞かせてください。これで終了です。
まとめ
この練習は、昼夜を問わずいつでもできます。前章で述べた3つの側面を呼び起こすことを思い出すのに役立ちます。大体5分くらいで出来るので是非実践してみてください。 また、他にも色々なテクニックがありますので、皆さんが少しでもストレスに対してうまく付き合えるように、有効性のあるものをピックアップして紹介していこうと思います。
以上、お疲れ様でした。